<S>

TOPヘ

SHIGEHARU MUKAI(日本)

紹介)文句なしに日本一のトロンボーン奏者です。さまざまなジャンルをこなす上、テクニックももちろんあるのですが、それ以上にかっこいいのです。こんなふうにトロンボーンを演奏してしまうプレイヤーは世界中を捜しても、そうそう見つかりません。唯一残念なことといえば、活動が主要都市でのライブが多く、最近はアルバムも出ていないので、地方在住の筆者などは滅多にその音を聴けないことでしょうか。早くアルバムがでないかな。

(向井氏からのコメント)

トロンボーンプレイヤー紹介の私の欄で、地方も主要都市しか行かない、と書いてありましたが、これは真っ赤な嘘です。呼んでくれる所は何処でも行きますし、そうしてきました。 それから、今年は新しいCDを出すつもりです。よろしく。
SHIGEHARU MUKAI

全くそのとおりですね。筆者が現在、仙台在住ということもあってか、トロンボーンのコンサートにほとんど出会えないという不満を勝手に書いてしまいました。でも、向井滋春さんって、数年前にはよく仙台にも来てたんですよね。どうも申し訳ありません。今度、東京にも見にいきます。

アルバム)

BETTER DAYS OF SHIGEHARU MUKAI

FAVORITE TIME

HIP CRUISER

J QUINTET FEATURING JUNKO ONISHI

LIVE '97 /SHIGEHARU MUKAI MORNING FLIGHT

MARGARITA

MUKAI ON THE WING

ORISSA

SO &SO/MUKAI MEETS GIRBERTO

SPACING OUT

SLIDE HAMPTON(アメリカ)

紹介)右のJ.J.JOHNSONN、左のSLIDE HAMPTONとでもいいましょうか。左利きの天才奏者にして、名アレンジャー。J.J.と同列で評価される数少ないトロンボーン奏者の一人。さすがに音楽性には申し分なく、素晴しい演奏を聴かせてくれます。近年はビックバンドのアレンジなどでも活躍しています。個人的には、ヨーロッパでの彼の活動のレコードがCD化されないものかと思っているのですが。J.J.はあんなに再発されているのに。いま一つ人気がないのでしょうか。まあ、これという名盤も思いつきませんが。

アルバム)

DEDICATED TO DIZ

MELLOW-DY

LIFE MUSIC

ROOTS

THE SLIDE HAMPTON OCTET.SLIDE!

WORLD TROMBONE

STEVE DAVIS(アメリカ)

紹介)最近の一番の新人プレイヤーではないでしょうか。個人的にはすごく気に入っている、21世紀のブルーノート1500番代とでもいうような作品をリリースしている、クリスクロスというレーベルからのプレイヤーです。エリックアレクサンダー(Ts)との共演盤もあって、なかなかいい線をいっています。サウンド的には、デビュー当初のカーティスフラーを思わせる、暖かい音色が魅力です。アレンジも、ラテンのフィーリングを生かしたなかなかのものです。

アルバム)

DIG DEEP

THE JAUNT

THE MOON KNOW

CROSS FIRE

STEVE TURRE(アメリカ)

紹介)トロンボーンというよりもほら貝を吹くことで有名な人物。ラテンの香りのする演奏が魅力です。トロンボーンの技量もさることながら、ほら貝を自由自在に持ち替えながらソロをとる姿は圧巻です。特に、アルバムの中では世界のそうそうたるトロンボーン奏者にほら貝を吹かせて、そのアンサンブルをバックにアドリブをとっています。冗談で済ますには、あまりにも洗練された音楽性。馬鹿にする前に、一度じっくり聴いてみてください。お勧めは、非常に豪華なメンバーが参加した、RHYTHM WITH INでしょうか。

アルバム)

RIGHT THERE

RHYTHM WITH IN

SANCTIFIED

VIEW POINT

STEVE TURRE