STEVE DAVIS
一部の作品については、レコードの情報などを記載していますが、
発売もとなどについては、筆者の入手した時点での情報ですので、
今は変更されている可能性があります。
DIG DEEP
参加メンバー:
TROMBONE:STEVE DAVIS
TRUMPET,FLUEGELHORN:JIM ROTONDI
TENOR SAX:ERIC ALEXANDER
PIANO:DAVID HAZELTINE
BASS:NAT REEVES
DRUMS:JOE FARNSWORTH
演奏曲目:
1)ONE FOR ALL 2)DIG DEEP 3)LITTLE BOY'S BOSSA 4)BLUE
NOBLE 5)DETOUR AHEAD6)I SHOULD CARE 7)SUMMERTIME 8)PAYNE'S WINDOW 9)TRIPPIN'
コメント)
現代のブルーノート1500番代とでも、言うべき、クリスクロスから、順調にアルバムをリリースしている、スティーヴデイヴィスです。さまざまなビッグネームとの共演をしているだけに、今さら新人という感じはしませんが、最近のトロンボーン界では期待の逸材と言うことには間違いがありません。カーティスフラーが絶賛したというテクニック、音楽性共にストレートアヘッドなジャズではトップレベルでしょう。しかし、敢えて彼が純正ハードバッパーという意見に異を唱えたい。実際に聴いてもらえばわかるが、彼の編曲にはさまざまなラテンのリズムが生かされていて、決してジャズと言う枠にとらわれない音楽を追求しているように見えるからだ。個人的にはこの音楽性を生かして、ハービーハンコックなんかと共演してくれないかと思っているが。
(CRISS CROSS JAZZ 1136)
(1997)
THE JAUNT
参加メンバー:
TROMBONE:STEVE DAVIS
TENOR SAX:ERIC ALEXANDER
ALTO SAX:MIKE DIRUBBO
PIANO:BRUCE
BARTH
BASS:UGONNA
OKEGWO
DRUMS:ERIC McPHERSON
演奏曲目:
1)BLUES FOR ANT-MAN 2)ANGEL EYES 3)NOBODY KNOWS THE TROUBLE I'VE SEEN
4)THE JAUNT 5)J MAC'S DREAM 6)I DIDN'T KNOW WHAT TIME IT WAS 7)LITTLE
DREAMS 8)26-2 9)THE KING IS THE MAN WHO CAN
コメント:
正統派バッパーとして、頭角をあらわしているスティーブデイビスのクリスクロスでのデビュー作。スター街道を一気にかけ上がっている、エリックアレクサンダーを迎えて、素晴しいプレーを繰り広げている。選曲も、スタンダード中心になかなかの親しみやすいものを揃えている。
(CRISS CROSS 1113CD)
(1995)
THE MOON KNOW
参加メンバー:
TROMBONE:STEVE DAVIS
TENOR SAX:KRIS JENSEN
PIANO:WARREN BYRD
BASS:BRIAN JENKINS
DRUMS:TONY LEONE
AFRICAN&LATIN PERCUSSION:RA ATAM
TRUMPET:RICHARD BOULGER
GUITER:BHEKI KHOZA
演奏曲目:
1)THE MOON KNOWS 2)BLACK BYRD, 'BYE BYE 3)PRELUDE:FOR THOSE WHO HAVE FALLEN
4)HANI 5)OASIS 6)THE MISSING PEACE 7)CARAVAN 8)REFLECTIONS 9)BHEKI'S DREAM
10)CLEAR SKY 11)THE MISSING PIECE
コメント:
カナダのレコード会社によるアルバム。全曲にラテンフィーリングが生かされている。あまり、有名なプレイヤーは参加していないが、演奏のレベルは高い。カーティスフラーが絶賛した、そのテクニック、音色は本当に素晴しい。
(BROWNSTONE BRCD 9602)
(1994)
CROSS FIRE
参加メンバー:
TROMBONE:STEVE DAVIS
TENOR SAX:ERIC ALEXANDER
ALTO SAX:MIKE DIRUBBO
PIANO:HAROLD MABERN
BASS:NAT REEVES
DRUMS:JOE FARNSWORTH
演奏曲目:
1)THEN AND NOW 2)FROM THE INSIDE OUT 3)PEACEKEEPER
4)OLD FOLKS 5)COUSIN MARY 6)FALLING IN LOVE WITH LOVE 7)THIS NEARLY
WAS MINE 8)CON ALMA
コメント)
クリスクロスからコンスタントに発売されているアルバムの最新作。いつものメンバーとの気心の知れたセッションとなっている。曲も全体にスタンダードナンバーが多く、いかにもジャムセッション的な感がする。それでも、現代のハードバップシーンを引っ張るそうそうたる面々である。さすがと思わせるクオリティーに仕上がっている。チックコリアのオリジンに参加するなど、スティーブデイビスは今年も見逃せない。
(CRISS CROSS JAZZ 1136)
(1997)
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