特集! 第2回 大阪でこんなん買ってきました

このページでは、注目のアーティストなどを、不定期に特集していきます。

不定期きまぐれ特集、第二回は、筆者が正月に入手したアルバムをすべて紹介します。

トピックス:


第一回の特集(レイ・アンダーソン)
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CD紹介:トロンボーン関連

 トロンボーン関連、といっても、ほとんどトロンボーン入りなので、ここではリーダー作を紹介します。

PARIS SUITE/BOB BROOKMEYER NEW QUARTET

バルブトロンボーンの名手。衰えを知らず。


BLACK OUT/CRAIG HARRIS

アフリカを感じさせる作品。一味違う、フリージャズ?


BARGE BURNS...SLIDE FLIES/DAVE BARGERON

スタジオで大活躍のプレイヤー。なにもそこまでテクニックを....


THE WARMTH OF THE HORN/IAN McDOUGALL

ドラム抜きの編成ながら、ベテランらしいなかなかの好演奏。


HITS ON LIGHT AND SHADOW/JULIAN PRIESTER

あなたは神を信じますか(笑)。


BORDERLINES/MARTY COOK

これはうまいのか、それとも....


WAKE UP CALL/ROBIN EUBANKS

ロビンユーバンクス、ついに新作。今回はストレートアヘッド。


SOMETHING WONDERFUL/ROY WILLIAMS

わかりやすい、メロディー。暖かい音色。なかなかいいです。

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PARIS SUITE/BOB BROOKMEYER NEW QUARTET

参加メンバー:
TROMBONE:BOB BROOKMEYER
PIANO:KRIS GOESSENS
BASS:RICHARDO DEL FRA
DRUMS:DRE PALLEMAERTS

演奏曲目:
1)AMANDA 2)ELLE-QUE 3)CHANSON 4)ARP 5)ERIK SATIE 6)AIRPORT SONG
7)GOSPEL SONG 8)CHACONNE

コメント:
バルブトロンボーンでおなじみ、ボブ・ブルックマイヤーです。あいかわらず、ゆったりとしたソロが中心です。人柄なのかもしれませんが、こういったプレイをするのに、なぜバルブトロンボーンにこだわるのでしょうか。バルブトロンボーンというと、素早いフレーズに対応できるのが最大の利点なのですが...。まあ、アルバムは文句ないできなので、ファンはぜひ手に入れましょう。

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BLACK OUT/CRAIG HARRIS

参加メンバー:
TROMBONE:CRAIG HARRIS
TRUMPET:EDDIE E.J ALLEN
CLARINET,BARITONE SAX:DON BYRON
PIANO,KEYBOARDS:CLYDE CRINER
GUITER:JEAN PAUL BOURELLY
BASS:ANTHONY COX
DRUMS:RALPH PETERSON JR.

演奏曲目:
1)BLACK OUT IN THE SQUARE 1.1.PHASE1 1.2.PHASE2 2)GENERATIONS 3)FREE 1 4)LOVE JOY 5)BLUE DUES 6)DINGO

コメント:
いきなりアフリカの宗教的なボイスで始まるこのアルバム。初めは、いやな予感がよぎるが、思ったよりもフリーではない。いや、少しはフリーだが、大幅にフュージョンの要素などが取り入れられていて、なかなか楽しめる。ゲストも驚くほど豪華。見つけたらぜひ、買って見るといいのでは。

(JMT POCJ-1958)
(1988)

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BARGE BURNS...SLIDE FLIES

参加メンバー:
TROMBONE:DAVE BARGERON
PIANO:LARRY WILLIS
BASS:STEVE NOVOSEL
DRUMS:KENWOOD DENNARD

演奏曲目:
1)GUSSIE BLUES 2)HOLLY'S SONG 3)B.R.A.V.O. 4)EVANRUDE 5)CHILDREN OF HAELEM 6)MEXICALI POSE 7)THERE IS NO GREATER LOVE 8)BLUE AUTUMN

コメント:
スタジオシーンでは超有名なトロンボーン奏者。テクニックもあり、なかなか豪快なソロを取ることでもしられている。が、この作品、メロディーがわかりやすい曲が多いのに、やたらと早いフレーズを混ぜて吹くため、やや、耳障りな印象を受ける。パワフルな点は多いに評価したいのだが...

(MAPLESHADE MS 02832)
(1995)

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THE WARMTH OF THE HORN/IAN McDOUGALL

参加メンバー:
TROMBONE:IAN McDOUGALL
PIANO:RON JOHNSON
GUITER:OLIVER GANNON
BASS:TORBEN OXBOL

演奏曲目:
1)WARM 2)YOU GO TO MY HEAD 3)LIKE SOMEONE IN LOVE 4)BLUE DANIEL 5)SIXTH SENSE 6)LAMENT 7)I REMEMBER YOU 8)HOW LONG HAS THIS BEEN GOING ON? 9)CENTERPIECE 10)BLUES SKIES 11)Mc NOT Mac AND TWO 'L'S

コメント:
白髪のかなり、ベテランという感じを受けるプレイヤー。解説によれば、フュージョンなどで長く活躍したプレイヤーらしいが、まったく聴いたことがなかった。このアルバムでは、ドラム抜きの編成ながら、オーソドックスなジャズを聴かせてくれる。なかなかの好印象を受けた。

(CONCORD JAZZ CCD-4652)
(1995)

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HITS ON LIGHT AND SHADOW/JULIAN PRIESTER
参加メンバー:

TROMBONE:JULIAN PRIESTER
TENOR AND SOPRANO SAX,FLUTE,PIANO:SAM RIVERS
ELECTRONICS:TUCKER MARTINE

演奏曲目:
1)HEADS OF THE PEOPLE 2)DESIRE 3)ZONE 4)THE NEW SYSTEM 5)MISTER MAJOR AND MISTER MINOR 6)AUTUMNAL INFLUENCES:THE BOOK OF BEAUTY 7)PUBLIC SERVANT 8)THE CIRCUMLOCUTION OFFICE 9)CHIAROSCURO

コメント:
ミタニは宝箱を開けた。何と宝箱はミミックだった!こんな、気分ですね。ドドドドドフリー!さっぱりわかりませーん。だいたい、一枚くらい、こういうのが混ざるんですが、それにしても最近にはない、あまりの予想外の作品でした。これで、半年くらい、この人は聴けませんね(笑)。

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BORDERLINES/MARTY COOK

参加メンバー:
TROMBONE:MARTY COOK
ALTO SAX:MONTY WATERS
PIANO:PAUL GRABOWSKY
BASS:ED SHULLER
DRUMS:ART LEWIS

演奏曲目:
1)STRAUSS' LAST WALTZ 2)BORDERLINES #ONE 3)BODERCROSS 4)WATER'S DREAM 5)FULL MOON 6)O.C.&MONTVILLE 7)SWEET PEA 8)AWARE 9)BORDERLINES #TWO 10)THEME FOR MARTHA

コメント:
何というか、独特の音色をもったプレイヤーです。あまりにはっきりしない音と、音のかわりがなめらかとは言い難いスライディング。何なのでしょう。もしかしたら、アマチュアの作品では、なんて考えたりしましたが...まあ、曲自体はそれなりのものが揃っているので、いいとしましょう。

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WAKE UP CALL/ROBIN EUBANKS
参加メンバー:
TROMBONE:ROBIN EUBANKS
TRUMPET:DUANE EUBANKS
ALT SAX:ANTHONIO HART
PIANO:ERIC LEWIS
BASS:LONNIE PLAXICO
DRUMS:GENE JACKSON

演奏曲目:
1)UNITED 2)CEORA 3)SOLILOQUY 4)ORIANTAL FALK SONG 5)WAKE UP CALL 6)YOU ARE TOO BEAUTIFUL 7)SCRAPPLE FROM THE APPLE 8)RUSH HOUR

コメント:
JMTがなくなったことで、どのレコード会社から出てくるかと思っていたら、SIROCCO JAZZという、マイナーな会社からの再出発となったようです。とにかく、今のトロンボーン界になくてはならないプレイヤーの一人、ロビン・ユーバンクスの最新作です。今回は、今までの路線とはがらりと雰囲気を変え、ストレートアヘッドなジャズです。聴きやすく、テクニック的にも問題はないのですが、すこし物足りないのは私だけどしょうか。彼にぱ、M-BASEのころと同じとはいかないまでも、もっと音楽の可能性を追求してほしいものどす。

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SOMETHING WONDERFUL/ROY WILLIAMS

参加メンバー:

TROMBONE:ROY WILLIAMS
PIANO:EDDIE THONPSON
BASS:LEN SKEAT
DRUMS:JIM HALL

演奏曲目:
1)LIKE SOMEONE IN LOVE 2)ISN'T IT ROMANTIC 3)SOMETHING WONDERFUL 4)I'M COMIN' VIRGINIA 5)IT NEVER ENTERD MY MIND 6)CHEEK TO CHEEK 7)I'M GETTING SENTIMENTAL OVER YOU 8)THE FOLKS WHO LIVE ON THE HALL 9)IND'S OUT

コメント:
ほぼ、全曲がスタンダード。バックはエディー・トンプソンと、非常に聴きやすいアルバム。ベニーグリーンを思わせる味のあるソロもなかなか良い。これはなかなかお勧めです。

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CD紹介:その他

MEET UP ON THE STREET/BLACK BOTTOM BRASS BAND

ブラックボトムブラスバンドのセカンドアルバム。

JUNKANOO/BARBARA DENNERLEIN

ファンキーで美人(?)のオルガン奏者。

TAKE OFF!/BARBARA DENNERLEIN

こちらにはレイ・アンダーソンが参加。

TOKYO DELUXE/TOKYO SKA PARADISE ORCHESTRA

スカパラのサントラ作品。ドラマ仕立て。


MEET UP ON THE STREET/BLACK BOTTOM BRASS BAND

参加メンバー:

TRUMPET:MITCH,KOO
TROMBONE:YASSY
TENOR SAX:IGGY
BARITONE SAX:MONKY
SOUSAPHONE:DcCOY
DRUMS:OJI,ANTON

演奏曲目:
1)MEET UP ON THE STREET 2)GOLDEN KING 3)SOME LINE 4)MONDAY DATE
5)DO WATCHA WANNA

コメント:
厳しいことを言えば、期待はずれの一枚。別に、演奏レベルが低いわけではない。ニューオリンズ、それも、ダーティ・ダズン・ブラス・バンドを意識しているバンドだということは、ある程度わかっていたが...これでは、そのまま真似をしただけではないのか。(本家を知らない人には斬新なのかも弛れないが)第1作の方が、バンドの独自性が出ていてよかったと思う。近々、新作が出るようだが、同じ内容ならちょっと...


(PONY CANYON PCCA-01121)
(1997)

JUNKANOO/BARBARA DENNERLEIN

HAMMOND ORGAN B3,SYNTHESIZER,FOOT PEDALS:BARBARA DENNERLEIN
PERCUSSION:DON ALIAS
TRUMPET:RANDY BRECKER
BARITONE SAX,TUBA:HOWARD JOHNSON
FLUTE:THOMAS CHAPIN
TENOR SAX:DAVID MURRAY
TENOR &SOPRANO SAX:DAVID SANCHEZ
TROMBONE:FRANK LACY
GUITER:MITCH WATKINS
BASS:LONNIE PLAXICO
DRUMS:DENNIS CHAMBERS

演奏曲目:
1)A CAT STRIKES BACK 2)WALK ON AIR 3)JUST PLAY 4)NIGHTOWLS 5)SAMBA AND THE DRUM STICK 6)EASY GOING 7)VISIONS 8)ANDRE'S MOOD 9)JUNKANOO
コメント:
レイアンダーソンが参加しているといううわさで、購入した一枚。よくみると、参加すてません。でも、なかなかファンキーでいい感じ。ゲストもなかなかすごいメンバー。よくもまあ、ここまで集まったものです。ファンクが好きなら聞いて損ぱなし。

TAKE OFF!/BARBARA DENNERLEIN

HAMMOND ORGAN B3,SYNTHESIZER,FOOT PEDALS:BARBARA DENNERLEIN
TRUMPET:ROY HARGROVE
SAXOPHONE:MIKE SIM
TROMBONE:RAY ANDERSON
GUITER:MITCH WATKINS
VIBRAPHONE:JOE LOCKE
BASS:LONNIE PLAXICO
DRUMS:DENNIS CHANBERS
PERCUSSION:DON ALIAS

演奏曲目:
1)VICTORY BLUES 2)TAKE OFF 3)FAST FOOD 4)FATA MORGANA 5)HOT HOUSE 6)PURPLE 7)FLY AWAY 8)BO-PEEP 9)GREEN PARADISE 10)GIVE IT UP

コメント:
こっちにはレイアンダーソンがちゃんと参加してます。ただ、曲が若干少ないのが不満。ファンキーさは相変わらずなので、買って損はしません。

(VERVE 527 664-2)
(1995)

TOKYO DELUXE/TOKYO SKA PARADISE ORCHESTRA

ENERGY:クリーンヘッドギムラ
TRUMPET:NERGO
TROMBONE:北原雅彦
TENOR SAX:GAMOU
ALTO SAX:冷牟田竜之
BARITONE SAX:谷中敦
GUITER:寺師徹
KEYBOARD:沖祐一
BASS:川上つよし
DRUMS:青木龍之

演奏曲目:
1)東京デラックスCHAPTER ONE 2)東京デラックス CHAPTER TWO 3)東京デラックス CHAPTER THREE 4)東京デラックス

コメント:
スカパラによる、同名映画のサウンドトラックです。ドラマ仕立てになっていて、俳優がたくさん声で出演しています。演奏は、ほかの作品に比べると少ないので、ファン以外は別に買わなくてもいいかな。ちなみに、これだけ中古です。

(EPIC SONY ESCB1554)
(1995)

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大阪のレコード屋さん

 大阪で、トロンボーンジャズを探す。となると、かなりさがし回る覚悟が必要です。もちろん、これはどこでも同じですが。基本的な、J.J.JOHNSON,CURTIS FULLER,BENNY GREENあたりなら、大手(タワー、HMV)を探せば見つかります。しかし、ちょっとでもマイナーな人となると、ちょっとやそっとでは見つかりません。根気と体力、それに下調べが必要です。
 私は、実家が大阪のため、暇ができるとレコードをあさりに出かけます。そのルートは

大阪:タワーレコード(丸ビル地下)
心斎橋:タワーレコード(アメリカ村)、MUSIC MAN(中古の品揃えがいい)
難波〜日本橋:デンデンタウン裏の中古レコードショップ(たくさん)、LIGHT HOUSE

というところです。本気で回ると、2日はかかります。中古屋さんはあまりあてにはならないのですが、知る人ぞ知る、日本橋のLIGHT HOUSEはすごいです。品揃えど世界一といううわさの店で、店内は小さい(雑居ビルの2階)のですが、在庫の倉庫がたくさんあるそうです。実際、行くとわかりますが、CDはみたこともないようなプレイヤーのCDが並んでいます。仕入れの質も高く、トロンボーン関連も豊富です。いつも、ここで5〜10枚は購入してしまいます。仕入れの早さも並みではなく、雑誌の輸入盤紹介よりも早いものがほとんどでしょう。いちど、行ってみる価値はあります。

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あとがき

今回の帰省は、なかなか収穫が多かった。あたりもはずれもありましたが、なかなかの粒ぞろい。でも、最近、コレクターと化している自分がこわい。このまま泥沼に沈んでいきそうな...(もう、はまっているといううわさもありますが)年間、150枚近く、購入してるし...。お金があるわけでもないんだけど。まあ、楽しいからいいか。

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