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北原さん奏法のススメ(その2)
れっすん3(上級)---
スカパラのビデオを参考に、実際の北原さん奏法に挑戦しましょう。
1)ハプニングより...
ハプニングという曲の、冒頭のメロディー部分。ここの動きに挑戦しましょう。
このメロディー、なかなかスピード感に溢れていて、トロンボーン泣かせなのですが、その上、リズムにあわせて楽器を左右に大きく振ります。
まあ、書くと簡単な様ですが、やってみると...
こつは、腰から上をとにかく固定すること。さらに、視線はスライドをしっかり見ることです。これをしないと、アンプシュアが崩れて、唇の左右にくっきりと跡が残ることになります。もちろん、そのあとにダメージもたっぷり残ります。
さらに、スライドアクションを完全に暗記すること。ハッキリいって、楽器を演奏することより、リズムにあわせて左右に振ることに集中しないとなりません。ちょっとでも意識が他に行くと、リズムからずれて、かっこわるい状況になります。
ちなみにこの動きは、スカの曲なら大体、どの曲にも応用がききます。
ただし、やってみると分かりますが、左右に動かすことで、スライドに遠心力という負荷が強力にかかります。筆者の楽器は、これの影響か、最近歪んできました。(涙)
2)ソロパフォーマンス
ここは、北原さん奏法というより、みなさんの見せ所です。
スライドアクションにあわせて、楽器を自由に動かしましょう。ここで、注意するのは、とにかく観客にアピールすることです。こんなに、自由自在に動けるんだ!それをみせるだけで、技術の稚拙さを補ってくれます。あとは、実力がついてくれば完璧です。
特に使えるテクニックは、トロンボーンのスライドをゆっくりと動かしながら、音程をかえる、ポルタメントというテクニックでしょうか。これは、とにかく他の楽器にはまねができないだけでなく、スライドをいっぱいに使えるので、動きが目立ちます。近い音域では動きが小さいですが、独特の効果をえられますし、ポジションを7-1または、1-7まで使えば、まさしくそれだけでパフォーマンスになります。北原さんは仔象の行進や、ホールインワンなどで、非常に効果的に使ってます。
3)そのほか
とにかく、気合いと体力の続く限り、動いてみましょう。
そして、それができるようになれば、次には客にアピールする、一発芸を身につけましょう。北原さんの有名な動きとしては、『えびぞりジャンプ』なんかがありますね。これは、両足をそろえて、逆エビ状態に体をそらせながら、思いきりジャンプするだけなのですが、タイミングよく決まると最高です。
あと、楽器を持ち替えてみるのもいいです。チューバやユーフォニウム、スライドトランペットに挑戦してみましょう。古くてあまり使わない楽器があれば、ペイントしてみるのも手です。北原さんはピンクのトロンボーンをつかったりしてます。ただし、楽器の鳴りは確実に悪くなるので、覚悟が必要。さらに、お金のある人は、楽器の改造もいいです。ダブルベルやディジーガレスピーのように、ベルが上をむいたものなど、アピールするには最高です。ただし、プロにお願いするとお金がかかります。自分でやるという場合は...失敗しても自分で責任を取りましょう。
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