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ダブルタンギングの練習(応用編)
STEP 5 発音をしっかりする STEP 4はできるようになっただろうか。自由な回数でタンギングを止められれば、かなり応用範囲が広がる。しかし、まだまだ実用には遠いはずである。 自分のタンギングを録音してみるといい。シングルタンギングにくらべて、どうもTUとKUの発音に違いがあるように聞こえないだろうか。KUは舌で切らないために、どうしてもタンギングが不明瞭になりやすい欠点があるのである。これでは、ホーンセクションで、シングルタンギングを使う人と、ダブルタンギングの人がいたとき、まとまりを欠いてしまうことになりかねない。全員で、シングルかダブルに統一することもできるが、技術の差がないことが必要となる。これでは、シングルタンギングのスピード不足を補うというダブルタンギングの利点が使えなくなってしまう。 では、どのような練習をすればいいのか。これにはいくつかの方法があり、人それぞれだが、代表的なものをあげておく。 (譜例3) これは、ダブルタンギングのTUを省いて、KUだけで行う練習である。 自分の音を実際に聞きながら(録音などするとよい)練習し、シングルにできるだけ近い発音になるように練習しよう。テンポもできれば速いものでもできるようになればいい。 (譜例4) これは、TUKU TUKUではなく、KUTU KUTUと発音する方法である。しっかりメトロノームなどで合わせながらやってみると、アクセントがわかりやすくなり、発音がしやすくなる。 (譜例5) 譜例3、4ができたら、今度は極端に遅いテンポでやってみる。これはよりKUの発音が重視されるため、落ち着いて刻む必要がある上、発音の悪さがはっきり実感できる。 これらができるようになれば、同一の音のタンギングにおいては、ダブルタンギングもシングルタンギングと同様に使えるようになっているはずである。 次はいよいよ動きの中でタンギングをしてみよう。
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